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December 24, 2010

『オーロラのたね』(全編)

『オーロラのたね』        さくま けんじ


ななちゃんは、保育園のかざりつけの手をとめて
じっとくいいるように絵本を見ていました
「ななちゃん。クリスマスの飾りつけはしないの?」
まるい先生が、ななちゃんに声をかけました。
「まるい先生、オーロラってなあに?」
さっきまで見ていたページを指差してななちゃんはたずねてみました。
「ななちゃん、オーロラのこと見てたんだ!
 オーロラっていうのはね、お空にかかる光のカーテンって感じかなぁ。
 その絵本の通りよ。」
まるい先生は、笑顔で答えてくれました。
「うわぁぁぁぁぁ。なな、オーロラ見てみたい!」
ななちゃんは、目を輝かせて言いました。
「そうね。見れるといいね。
 サンタさんにお願いしてみたら?」
「うん。ななそうする。」
ななちゃんは、絵本をパタンと閉じて本棚へしまって、
クリスマスツリーの飾りつけをはじめました。


ななちゃんは、お迎えに来てくれたお母さんの車に乗ると
すぐにお母さんに言いました。
「お母さん。なな、サンタさんへのお願い決まったよ!」
「あらそう。」
お母さんは、とてもうれしそうです。
というのも、このところ「なにお願いするの?」とななちゃんにたずねても
ななちゃんは、首をかしげるだけでお返事がなかったのです。
シートベルトをカチッとはめるとななちゃんは続けます。
「あのね。ななね。オーロラが見たいの!
 だから、オーロラを見せてくださいって
 お願いするの!
 オーロラってね、光のカーテンみたいなんだって!」
ななちゃんの目はますます輝き、ほっぺたも赤く染まってきています。
「あら、いいお願いだわね。
 お母さんもオーロラ見てみたいわ!」
ななちゃんにつられて、お母さんまで目を輝かせています。
ななちゃんは、おうちまでの車の中、
今日読んだ絵本の話や
まるい先生との会話を
一生懸命お母さんに話しました。

夕飯を食べ終わったあと
ななちゃんはサンタさんに手紙を書くことにしました
サンタさんへ
    オーロラをみせてください
                ななより
ななちゃんは、覚えたてのひらがなやカタカナを精一杯使って
サンタクロースへ手紙を書きました。
「ただいま」
手紙を書き終えると同時ぐらいに、
ななちゃんのお父さんが帰ってきました。
「お父さん、お帰り!」
ななちゃんは、お父さんの顔を見たとたんに
保育園の帰りの車でお母さんに話したように
目を輝かせて、ほっぺたを赤くしながら
オーロラの話をお父さんにしました。
そして、さっき書き終えたばかりの【サンタさんへの手紙】を
お父さんに見せました。
「そうか!オーロラが見たいのか!
 お父さんも見てみたいなぁ!
 サンタさん、見せてくれるといいなぁ」
お父さんは、そう言うとななちゃんを抱きかかえました。

ななちゃんは、あれから何度もあの絵本を読み返し
何度もサンタさんへの手紙を書き直して
やっとクリスマスイブを迎えることができました。
夜もなかなか眠れず、なんども靴下を確かめました。


朝がきました。
ななちゃんは、目が覚めると
さっそく大きな靴下に手を入れて
ごそごそとさぐってみました。
中には封筒がはいっていました。
封筒にはどうやら丸い物が入っているようです。
封筒を開けると虹色に光るビー玉のようなものが入っていました。
ななちゃんはその玉を手に取りじっと見つめました。
「これなんだろう?」
よく見ると封筒の中にはお手紙もはいっていました。
  ななちゃんへ
     これは、オーロラのたねです。
     だいじにそだててくださいね。
              サンタクロースより
「うわ!オーロラのたね!
 サンタさんからのお手紙も!」
ななちゃんは、いつものようにほっぺたを赤くして
大きな声でいいました。

ななちゃんは
すぐにお父さんとお母さんにそのたねを見せました。
そして、3人でおうちの庭にそのたねをまきました。
お父さんは

 オーロラのたね

と書いた札を立ててくれました。
「おみずをやりましょう」
お母さんが、じょうろに水をいれて
ななちゃんにわたしました。

「早く大きくなあれ
 早く大きくなあれ」
ななちゃんは、笑顔のまま水やりをしました。


その日の夜のことです。
ざわっつ
ざわっつ
となにか外から音が聞こえます。
ななちゃんは、
おそるおそるカーテンのすき間から外を見ました。


するとどうでしょう!

真っ黒い空の
遠く高い場所から
一本の光が
オーロラのたねをまいたところへのびてきています

「うわぁあ~」
ななちゃんは
声にならない声をだしました。


その光にななちゃんが気が付いたと同時に
たねを植えた場所から
みどり色をしたかわいい芽が出てきました。

ななちゃんは
あわてて上着をきて
お父さんやお母さんに気付かれないように
外にでました。

靴をはいて
たねをまいたところまでいくのに
ほんのわずかな間だったはずなのに
オーロラのたねから出た芽は
ぐんっと大きくなっています

じーっと見ていると
葉っぱを出しながら
にょきにょきと伸びていっています。
ななちゃんぐらいの背丈まで伸びたところで
今度は
ぐぐぐっと太くなってきました

よく見ると
遠い空からのびてくる光に
朝がおのつるのように巻きつきながら
おおきくなっています


「おや?」
ななちゃんは
葉っぱと幹のあいだに
ぼんやりと光るつぼみを見つけました

「オーロラの花なのかなぁ?」
のぞきこむと
今度はそのつぼみがどんどん大きくなり
ふくれくれてきました

花びらの一枚一枚はとてもきれいで
向こう側がすけて見えるようで
それでいてこい色をしていて見えなくて
かたそうにみえるんだけど
やわらかく、あたたかく光っていて
そんなつぼみに
ななちゃんはみとれていました

しばらくすると
その一枚一枚が
外側へ外側へと
開いていきました

最後の一枚が開いたとき
その花の大きさは
ななちゃんの顔くらいになっていました

その花に見とれていると
「やあ」

ななちゃんに話しかけるような声が聞こえます
「えっ?」
ななちゃんはきょろきょろとあたりを見回しますが
だれもいません
「ここだよ!」
もう一度、声が聞こえてきました

なんとその声は
花の中から聞こえてきていたのです
ななちゃんが
花の中をのぞくと
そこには、小さな小さな男の子がたっていました。

「やあ!
 君はオーロラが見たいんだよね。」
その男の子はななちゃんに言います。
「うん。」
ななちゃんは、どぎまぎしながら答えました。
「じゃあ、今から見せてあげるから
 僕についてきなよ」
そう言うと男の子は
いつの間にかもっともっと大きくなったつるに
飛び移りました

「えーちょっとまってぇ」
ななちゃんがそう返事をするころには
男の子はどんどんとつるを登っていきます。

オーロラのたねから伸びたつるは
遠い空の光のもとへ向って
どんどん どんどん
大きく太く伸びていっています

ななちゃんは
おいていかれないように
必死に男の子のあとを追いかけました

つるは光のほうへずんずん伸びます
伸びるたびに
一枚もう一枚と葉をつけていきます
男の子はその葉っぱの上を
ぴょんぴょんと飛び移り
光のさす方へと登っていきます

男の子はときおり振り返って
ななちゃんにほほえみかけますが
ななちゃんはついていくのが
せいいっぱいです
ななんちゃんは
ひっしについていきました

ななちゃんは
ひっしになっていていたので気がつかなかったのですが
目の前を歩く男の子は
少しずつ大きくなっていっています
始めは手のひらくらいだった男の子は
今はもう
ななちゃんと同じくらいです
ななちゃんは
男の子が自分と同じくらいの大きさになって
やっとそのことに気がつきました

「ねぇ、まってよぉ~」
ななちゃんは大きな声で言いましたが
男の子は振り返って
少し笑っただけで
どんどんスピードを上げているように感じました

男の子はもっと大きくなっていっています
服装も葉っぱを飛び越えるごとに
キラキラした光しずくを出しながら
かっこよくおしゃれなものに変わっていきます

いつの間にか
男の子は王子さまになっていました
頭にはかんむりをのせて
腰にはほうせきのたくさんついた剣があります

ななちゃんは
男の子が王子さまに変わっていくようすを
ずーっと見ていたのですが
ついていくのがせいいっぱいで
びっくりしていられませんでした

王子さまはとつぜん立ち止まり
ななちゃんの方を向きました
「さあ、オーロラを作るよ!」
といって手をさしのべてきました
ななちゃんは王子さまの手をとりました
王子さまはもう一つの手で
ほうせきのたくさんついた剣をにぎっています
「うわ~っ」
ななちゃんが声をあげたかと思うと
王子さまは夜空の方へ飛んでいきました
もちろんななちゃんも空を飛んでいます

王子さまは
剣を夜空に突きさすと
横へ精一杯にふりぬいて
真っ黒な空を
上下まっぷたつにひきさきました
そのあいだ
ななちゃんは王子さまの手をぎゅっとにぎり
まばたきをせずにじっとそのできごとを見ていました

ひきさかれた空の間から
流れ星がいくつもいくつも生まれています
いろんな色をした流れ星が
四方八方に飛んでゆきまるで夢の世界です
その流れ星の光にかき消されて
空の下側はいつの間にか消えてなくなりました

「うわぁ~」
ななちゃんはもう一度大きな声を出してしまいました
ひきさかれた空の上半分がオーロラになっていたのです

「これがオーロラだよ」
優しい声が聞こえました
王子さまの方を見ると
ななちゃんはまた
「うわっ」
と声をあげてしまいました
ななちゃんの手をにぎっていたのは
王子さまではなくサンタさんだったのです

「うわ~、夢の中にいるみたい」
ななちゃんはサンタさんとオーロラを何度も見ました
「そのとおり」
サンタさんはいいました
「ここは、ななちゃんの心の中の世界なんだよ。
 ななちゃんのように
私にお手紙をくれた人にだけ
 クリスマスの日にはこうやって
 夢の中に入らしてもらんだよ」
サンタさんは目を細めて続けました

空にはオーロラがキラキラゆれています
ゆれてるオーロラのはしっこから
まだまだたくさんの流れ星が生まれています
手にはサンタさんの手のぬくもりが伝わってきます
ななちゃんは
目の前でゆれるオーロラをいつまでもながめていました

マインドマップ手帳自慢コンテスト受賞しました!!

あら
マインドマップ手帳自慢コンテスト
受賞しちゃいました↓
http://www.kandamasanori.com/mm_camp2010/result.html

マインドマップかいて
そこからどういった作品になるか?
っていうことを伝えたかったのですが
その思いが功を奏したようです

審査員の方
評価していただきまして
ありがとうございます

受賞したので
お約束通り
最後まで
お話を載せますね

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

『オーロラのたね』(つづきのつづき)

ななちゃんは
男の子が王子さまに変わっていくようすを
ずーっと見ていたのですが
ついていくのがせいいっぱいで
びっくりしていられませんでした

王子さまはとつぜん立ち止まり
ななちゃんの方を向きました
「さあ、オーロラを作るよ!」
といって手をさしのべてきました
ななちゃんは王子さまの手をとりました
王子さまはもう一つの手で
ほうせきのたくさんついた剣をにぎっています
「うわ~っ」
ななちゃんが声をあげたかと思うと
王子さまは夜空の方へ飛んでいきました
もちろんななちゃんも空を飛んでいます

王子さまは
剣を夜空に突きさすと
横へ精一杯にふりぬいて
真っ黒な空を
上下まっぷたつにひきさきました
そのあいだ
ななちゃんは王子さまの手をぎゅっとにぎり
まばたきをせずにじっとそのできごとを見ていました

ひきさかれた空の間から
流れ星がいくつもいくつも生まれています
いろんな色をした流れ星が
四方八方に飛んでゆきまるで夢の世界です
その流れ星の光にかき消されて
空の下側はいつの間にか消えてなくなりました

「うわぁ~」
ななちゃんはもう一度大きな声を出してしまいました
ひきさかれた空の上半分がオーロラになっていたのです

「これがオーロラだよ」
優しい声が聞こえました
王子さまの方を見ると
ななちゃんはまた
「うわっ」
と声をあげてしまいました
ななちゃんの手をにぎっていたのは
王子さまではなくサンタさんだったのです

「うわ~、夢の中にいるみたい」
ななちゃんはサンタさんとオーロラを何度も見ました
「そのとおり」
サンタさんはいいました
「ここは、ななちゃんの心の中の世界なんだよ。
 ななちゃんのように
私にお手紙をくれた人にだけ
 クリスマスの日にはこうやって
 夢の中に入らしてもらんだよ」
サンタさんは目を細めて続けました

空にはオーロラがキラキラゆれています
ゆれてるオーロラのはしっこから
まだまだたくさんの流れ星が生まれています
手にはサンタさんの手のぬくもりが伝わってきます
ななちゃんは
目の前でゆれるオーロラをいつまでもながめていました

(おわり)

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

いかがでしたか?
『オーロラのたね』
マインドマップ手帳から生まれたんですよ!

みなさんも
来年はマインドマップ手帳使ってみてはいかがです?



話は変わりますが
この『オーロラのたね』ですが
絵本にできないかなぁ
なんて思っています

マインドマッパーの方で
イラストが上手な方とタッグを組めないかしら
と勝手に想像しています

どなたか
どうです?

December 21, 2010

オーロラのたね(つづき)

先日、ここに書いた
『オーロラのたね』
ですが
レスポンスがあったので
コンテストの結果はまだでていませんが
もう少しだけ続きを載せますね

最後の場面は結果が出てから・・・

ということにさせてください
では
続きをご笑覧ください


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


つるは光のほうへずんずん伸びます
伸びるたびに
一枚もう一枚と葉をつけていきます
男の子はその葉っぱの上を
ぴょんぴょんと飛び移り
光のさす方へと登っていきます

男の子はときおり振り返って
ななちゃんにほほえみかけますが
ななちゃんはついていくのが
せいいっぱいです
ななんちゃんは
ひっしについていきました

ななちゃんは
ひっしになっていていたので気がつかなかったのですが
目の前を歩く男の子は
少しずつ大きくなっていっています
始めは手のひらくらいだった男の子は
今はもう
ななちゃんと同じくらいです
ななちゃんは
男の子が自分と同じくらいの大きさになって
やっとそのことに気がつきました

「ねぇ、まってよぉ~」
ななちゃんは大きな声で言いましたが
男の子は振り返って
少し笑っただけで
どんどんスピードを上げているように感じました

男の子はもっと大きくなっていっています
服装も葉っぱを飛び越えるごとに
キラキラした光しずくを出しながら
かっこよくおしゃれなものに変わっていきます

いつの間にか
男の子は王子さまになっていました
頭にはかんむりをのせて
腰にはほうせきのたくさんついた剣があります

(つづく)

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

December 16, 2010

クリスマス用のお話(ファンタジー)を作っていたんですが・・・

昨年の今頃
マインドマップ手帳っていう手帳を買ったんですね

思いついた時に
さらさら、すらすらとマインドマップをかくための手帳
っていう感じですかね


この一年のイカしたマインドマップは?
ということでこの一枚を↓


Photo


何かというと
夢に見たお話をファンタージへということで
『オーロラのたね』
っていうお話を書いたんですが
そのプロットというか
全体像をマインドマップにしたものです

メモ風なので
マインドマップをかきあげるのに
かかった時間は15分です


その『オーロラのたね』というお話ですが
娘に語って聞かせただけで
どこにも発表していなかったんですが
ワードで書きとめていたものを
少しだけ紹介させてもらいます
(コンテストで入賞したら
 全編紹介しますね。)


手帳をそばにおいていて
マインドマップかいておけば
こんなお話も書けますよ
っていうような
一つの事例になればいいなぁ
と思います

では
『オーロラのたね』
ご笑覧ください


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

『オーロラのたね』        さくま けんじ


ななちゃんは、保育園のかざりつけの手をとめて
じっとくいいるように絵本を見ていました。
「ななちゃん。クリスマスの飾りつけはしないの?」
まるい先生が、ななちゃんに声をかけました。
「まるい先生、オーロラってなあに?」
さっきまで見ていたページを指差してななちゃんはたずねてみました。
「ななちゃん、オーロラのこと見てたんだ!
 オーロラっていうのはね、お空にかかる光のカーテンって感じかなぁ。
 その絵本の通りよ。」
まるい先生は、笑顔で答えてくれました。
「うわぁぁぁぁぁ。なな、オーロラ見てみたい!」
ななちゃんは、目を輝かせて言いました。
「そうね。見れるといいね。
 サンタさんにお願いしてみたら?」
「うん。ななそうする。」
ななちゃんは、絵本をパタンと閉じて本棚へしまって、
クリスマスツリーの飾りつけをはじめました。


ななちゃんは、お迎えに来てくれたお母さんの車に乗ると
すぐにお母さんに言いました。
「お母さん。なな、サンタさんへのお願い決まったよ!」
「あらそう。」
お母さんは、とてもうれしそうです。
というのも、このところ「なにお願いするの?」とななちゃんにたずねても
ななちゃんは、首をかしげるだけでお返事がなかったのです。
シートベルトをカチッとしめるとななちゃんは続けます。
「あのね。ななね。オーロラが見たいの!
 だから、オーロラを見せてくださいって、お願いするの!
 オーロラってね、光のカーテンみたいなんだって!」
ななちゃんの目はますます輝き、ほっぺたも赤く染まってきています。
「あら、いいお願いだわね。
 お母さんもオーロラ見てみたいわ!」
ななちゃんにつられて、お母さんまで目を輝かせています。
ななちゃんは、おうちまでの車の中、
今日読んだ絵本の話や
まるい先生との会話を
一生懸命お母さんに話しました。

夕飯を食べ終わったあと
ななちゃんはサンタさんに手紙を書くことにしました
サンタさんへ
    オーロラをみせてください
                ななより
ななちゃんは、覚えたてのひらがなやカタカナを精一杯使って
サンタクロースへ手紙を書きました。
「ただいま」
手紙を書き終えると同時ぐらいに、
ななちゃんのお父さんが帰ってきました。
「お父さん、お帰り!」
ななちゃんは、お父さんの顔を見たとたんに
保育園の帰りの車でお母さんに話したように
目を輝かせて、ほっぺたを赤くしながら
オーロラの話をお父さんにしました。
そして、さっき書き終えたばかりの【サンタさんへの手紙】を
お父さんに見せました。
「そうか!オーロラが見たいのか!
 お父さんも見てみたいなぁ!
 サンタさん、見せてくれるといいなぁ」
お父さんは、そう言うとななちゃんを抱きかかえました。

ななちゃんは、あれから何度もあの絵本を読み返し
何度もサンタさんへの手紙を書き直して
やっとクリスマスイブを迎えることができました。
夜もなかなか眠れず、なんども靴下を確かめました。


朝がきました。
ななちゃんは、目が覚めると
さっそく大きな靴下に手を入れて
ごそごそとさぐってみました。
中には封筒がはいっていました。
封筒にはどうやら丸い物が入っているようです。
封筒を開けると虹色に光るビー玉のようなものが入っていました。
ななちゃんはその玉を手に取りじっと見つめました。
「これなんだろう?」
よく見ると封筒の中にはお手紙もはいっていました。
  ななちゃんへ
     これは、オーロラのたねです。
     だいじにそだててくださいね。
              サンタクロースより
「うわ!オーロラのたね!
 サンタさんからのお手紙も!」
ななちゃんは、いつものようにほっぺたを赤くして
大きな声でいいました。

ななちゃんは
すぐにお父さんとお母さんにそのたねを見せました。
そして、3人でおうちの庭にそのたねをまきました。
お父さんは

 オーロラのたね

と書いた札を立ててくれました。
「おみずをやりましょう」
お母さんが、じょうろに水をいれて
ななちゃんにわたしました。

「早く大きくなあれ
 早く大きくなあれ」
ななちゃんは、笑顔のまま水やりをしました。


その日の夜のことです。
ざわっつ
ざわっつ
となにか外から音が聞こえます。
ななちゃんは、
おそるおそるカーテンのすき間から外を見ました。


するとどうでしょう!

真っ黒い空の
遠く高い場所から
一本の光が
オーロラのたねをまいたところへのびてきています

「うわぁあ~」
ななちゃんは
声にならない声をだしました。


その光にななちゃんが気が付いたと同時に
たねを植えた場所から
みどり色をしたかわいい芽が出てきました。

ななちゃんは
あわてて上着をきて
お父さんやお母さんに気付かれないように
外にでました。

靴をはいて
たねをまいたところまでいくのに
ほんのわずかな間だったはずなのに
オーロラのたねから出た芽は
ぐんっと大きくなっています

じーっと見ていると
葉っぱを出しながら
にょきにょきと伸びていっています。
ななちゃんぐらいの背丈まで伸びたところで
今度は
ぐぐぐっと太くなってきました

よく見ると
遠い空からのびてくる光に
朝がおのつるのように巻きつきながら
おおきくなっています


「おや?」
ななちゃんは
葉っぱと幹のあいだに
ぼんやりと光るつぼみを見つけました

「オーロラの花なのかなぁ?」
のぞきこむと
今度はそのつぼみがどんどん大きくなり
ふくれくれてきました

花びらの一枚一枚はとてもきれいで
向こう側がすけて見えるようで
それでいてこい色をしていて見えなくて
かたそうにみえるんだけど
やわらかく、あたたかく光っていて
そんなつぼみに
ななちゃんはみとれていました

しばらくすると
その一枚一枚が
外側へ外側へと
開いていきました

最後の一枚が開いたとき
その花の大きさは
ななちゃんの顔くらいになっていました

その花に見とれていると
「やあ」

ななちゃんに話しかけるような声が聞こえます
「えっ?」
ななちゃんはきょろきょろとあたりを見回しますが
だれもいません
「ここだよ!」
もう一度、声が聞こえてきました

なんとその声は
花の中から聞こえてきていたのです
ななちゃんが
花の中をのぞくと
そこには、小さな小さな男の子がたっていました。

「やあ!
 君はオーロラが見たいんだよね。」
その男の子はななちゃんに言います。
「うん。」
ななちゃんは、どぎまぎしながら答えました。
「じゃあ、今から見せてあげるから
 僕についてきなよ」
そう言うと男の子は
いつの間にかもっともっと大きくなったつるに
飛び移りました

「えーちょっとまってぇ」
ななちゃんがそう返事をするころには
男の子はどんどんとつるを登っていきます。

オーロラのたねから伸びたつるは
遠い空の光のもとへ向って
どんどん どんどん
大きく太く伸びていっています

ななちゃんは
おいていかれないように
必死に男の子のあとを追いかけました。

(つづく)

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

花王やカバヤの戦略!

昨日、うちの学校に
花王のバブが小さな絵本付きで
500個届きました

全校生徒(家庭数)に配ることになります

やるなぁ花王!!

これを全国展開してるとしたら
一気に認知度がアップするじゃないですか!!


うちの学校は
近くにカバヤの工場があるので
嗜好調査と称して子どもに
お菓子を配ってアンケートをしたり
運動会の景品にお菓子をくれたりするんです

小学生に
商品を渡して
家庭への認知を促す
っていう戦略はアリだなぁ

感じています


うちの小学校で
配ってみたいものがあれば
相談してくださいね

いい告知になるかもしれませんよ

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